腸溶タイプである理由
大人がそのまま摂取しても効果は得られない
有効成分が豊富なラクトフェリンですが、離乳後の子どもや成人が、母乳を飲んだり、ラクトフェリンをそのまま摂取しても、本来の健康効果はほとんど得られません。 なぜなら、人は離乳期を境に消化システムが大きく変化するからです。 乳児が母乳を飲んだ場合、胃から分泌される胃酸やレンニン(チモシン)という消化酸素が働いて、 母乳を白いかたまりのカードと、黄色い半透明の乳清に分けて、胃から小腸へ小分けして送り込みます。 このときラクトフェリンは乳清に含まれた状態で小腸へ行きます。そして小腸で吸収されることで、さまざまな効果を発揮するのです。
成分の大半が大人の胃で分解されてしまう
赤ちゃんが成長して離乳期になってくると、強酸性で作用する「ペプシン」という消化酸素が胃から活発に分泌されるようになります。 ペプシンは、食物中のたんぱく質を分解して吸収しやすくするとともに、食物と一緒に入ってくる微生物を退治する役目を担っています。 一方ラクトフェリンは、胃の中のペプシンにさらされると、急速に消化分解されてしまいます。 通常、食物は胃の中で2時間以上とどまっているので、小腸に送られたときには、ラクトフェリンは元の量のごくわずかしか残っていないことになるのです。 つまり、離乳後の子どもや成人がラクトフェリンを摂取しても、大半が胃で分解され、体内にはほとんど吸収されないわけです。
胃を素通りして小腸まで届く『ラクトマイン』
ラクトフェリンの効果を得るには、胃で分解されずに腸まで届く形で摂取することが望まれます。 そこで開発されたのが、胃を素通りして腸まで届き、そこで溶ける『ラクトマイン』です。 胃酸で溶けないように皮膜(基材)で覆うことで、小腸で溶ける構造になっています。
3カ月ほどで若返りを感じられる
「酸素」は老化現象のキーポイント
人間は年をとるにつれて皮膚のシワやシミができたり、骨がもろくなったり、病気にかかりやすくなります。これが老化現象です。 そして、この老化現象には「酸素」が深く関わっているのです。 酸素は、生きるために必要なエネルギー(ATP)を生み出す一方、きわめて危険な一面を持ち合わせています。 呼吸によって体内に取り込まれた酸素は、エネルギーの生産に使われますが、その際、微量の廃棄物を発生させてしまいます。 それが毒性の強い「活性酸素(酸素ラジカル)」です。
細胞レベルから老化を促す「活性酸素」
体内で発生した活性酸素は、あらゆる組織を攻撃(酸化)します。 なかでも活性酸素の標的になりやすいのが細胞の「膜」です。 人の身体は約60兆の細胞からできていて、生命活動の基盤を担っています。 ところが、活性酸素はそれらの細胞の膜に含まれている脂質を酸化させて、細胞レベルから組織の老化を進め、 さまざまな病気の引き金になってしまうのです。
若さを保つアンチエイジング食品
細胞の酸化を進める活性酸素は、「鉄」が多く存在する環境でより猛威をふるいます。 ラクトフェリンには、余分な鉄をすみやかに捕捉し、掃除をする性質があります。 そのため、ラクトフェリンの成分を多く含む『ラクトマイン』を飲むことで、細胞レベルから身体をリフレッシュし、 老化によるシミ・シワ、皮膚の乾燥、目の乾き、筋力の衰えなど、全身の組織の老化に歯止めをかけることができるのです。
内臓脂肪にも変化がでる
基礎代謝の向上に効果
肥満の人は、体温が低い傾向にあります。永津会斉藤病院の木元博史院長の研究では、 ラクトマインを摂取する前の肥満体型である対象者の基礎体温は、その多くが35度代の低体温でした。 また、標準体型の人が食事をすると、一時的に体温が上昇して身体がほてってきますが、 肥満者の場合は、食後の体温上昇が鈍化しています。つまり、肥満者は、体温の上昇によるエネルギーの消費が少ない分、 身体に脂肪がたまりやすいのです。ラクトフェリンは、基礎体温と食後1時間の体温を上昇させることが、木元先生の研究で明らかにされています。 それによりラクトフェリンは、基礎代謝を高めて中性脂肪の燃焼を促す力があると考えられます。
「内臓脂肪」を低減
肥満の中でも、メタボリック症候群で問題になるのは「内臓脂肪」の蓄積による肥満ですが、 ラクトフェリンを摂取すると、内臓脂肪の低減に役立つことが、ライオン(株)の研究で明らかにされています。 同研究では、35〜60歳の12人を対象に、腸溶タイプのラクトフェリンを2カ月にわたって摂取してもらいました。 その結果、腹部の内臓脂肪面積が平均で22%減少し、ウエストのサイズも平均で4%減少。なかには内臓脂肪が40%減ったケースもあったそうです。
ブドウ糖への転化を促進する役割
乳児の脳は、生まれた直後から急速な勢いで発達します。 このとき、脳のエネルギー源はブドウ糖に限られるため、多量のブドウ糖が必要となります。 そこで、脂質代謝を促進させて、エネルギー源としてブドウ糖を脳に優先的に供給する役割が、ラクトフェリンではないかと考えられます。 この働きが、成人の脂質代謝の促進に一役を担っているのです。
不安をやわらげ、ストレスを軽減する
必須の物質しか取り込まない「脳」
脳は、身体の中できわめて重要でデリケートな組織です。 したがって、その中に入ることのできる物質は一部に限られています。脳の入り口には「血液・脳関門」と呼ばれている関所があり、 脳に不要な物質はすべてそこではじかれる仕組みになっています。 ラクトフェリンは脳に入る前出の原田先生らの研究により、新生児が初乳を飲むと脳脊髄液中のラクトフェリン濃度が、 時間の経過により上昇することを明らかになりました。つまり、乳児が母乳を飲むと、母乳中のラクトフェリンは血液にのって脳の入り口に運ばれ、 血液脳関門を通過して脳内に入っていくことを示しています。さらに、ラクトフェリンを脳に効率よく送り込むしくみは、 新生児より、むしろ離乳後のほうが発達していることが、研究によりわかりました。
「内臓脂肪」を低減
肥満の中でも、メタボリック症候群で問題になるのは「内臓脂肪」の蓄積による肥満ですが、 ラクトフェリンを摂取すると、内臓脂肪の低減に役立つことが、ライオン(株)の研究で明らかにされています。 同研究では、35〜60歳の12人を対象に、腸溶タイプのラクトフェリンを2カ月にわたって摂取してもらいました。 その結果、腹部の内臓脂肪面積が平均で22%減少し、ウエストのサイズも平均で4%減少。なかには内臓脂肪が40%減ったケースもあったそうです。
脳内麻薬の働きを高める
脳に取り込まれたラクトフェリンは、脳で合成される鎮痛物質(内因性オピオイド)の作用を増強することが原田先生らの研究で確認されています。 この鎮静物質とは、以前話題になった「脳内ホルモン(脳内麻薬)」の一種で、強い痛みやストレスを受けたときに脳内で放出され、 疼痛やストレスをやわらげる働きがあります。鎮痛効果については、ラクトフェリン単独でも発揮されるほか、 モルヒネと併用するとモルヒネの作用の50〜100倍増強する一方、モルヒネ耐性の出現を遅らせる働きがあるのが特徴です。 ラクトフェリンの作用は、がんの終末期ケアにも役立ち、また現代人に多いストレス性の諸症状の解決にも大変有効といえます。
がんの予防に
多様な作用によるがん抑制効果
がん細胞は、ある一定の大きさ以上に育つと、新しい血管を勝手に作りだすなど、人体の血管から栄養を奪いはじめます。 ラクトフェリンは、こうした血管新生を阻害し、がん細胞を兵糧攻めにして駆逐する力があると考えられています。 また、ラクトフェリンには、がん細胞を攻撃する身体の免疫機能を活性化させる働きや、がん細胞の自殺(アポトーシス)を促す効果、 発がん物質の動きを封じ込める作用もあるなど、多様な作用でがんの抑制に働きます。
慢性関節リウマチの予防や改善
リウマチの腫れや痛みを抑制
免疫力が高まりすぎて起こる「自己免疫疾患」の代表が、慢性関節リウマチです。 ラクトフェリンは、炎症を引き起こす物質(TNFα)の産生を抑える一方で、炎症を鎮める物質の産生を増やす作用があります。 つまり、免疫物質の分泌バランスを正常に回復することで、免疫の暴走を抑え、自己免疫疾患の予防と改善に役立つのです。
花粉症などのアレルギー症状にも
身体の根底から体質を改善
免疫の暴走によって発症する代表的な病気が、アレルギー性疾患です。 具体的には、花粉症、アトピー性皮膚炎などが挙げられます。アレルギー性疾患も、免疫異常に基づく複雑な病気なので、 化学薬品を用いた治療では一時的な効果しかえられないばかりか、薬による副作用という問題もつきまとってきます。 身体に負担なく、自然な形でアレルギー体質を改善するには、免疫の調整に効果があるラクトフェリンが大変有効となってきます。
インフルエンザなどの症状にも有効
白血球全体の活性化に貢献
10人の健康な男性に、腸で溶けるラクトフェリンを4週間摂取してもらったところ、 免疫へと有効に働く白血球の「インターフェロンα」の産生率が、有意差をもって高まりました。 インターフェロンαの産生が高まれば、腫瘍細胞を溶解する「NK細胞」が刺激され、その活性化が促されます。 また、ラクトフェリンはインターフェロンαとNK細胞以外の感染症を防ぐ因子にも好影響を与えることがわかっており、 ラクトフェリンの摂取は、白血球全体の活性化につながると期待されます。
腸溶タイプしか効果はない
先の調査でラクトマインの摂取を終えた対象者に、3週間の休みをはさんで、 今度は胃で分解されるタイプのラクトフェリンを摂取してもらいました。 その結果、インタ−フェロンαの産生能はほとんど変化しませんでした。 つまり、免疫を底上げする力は、腸溶タイプのラクトフェリンでしか得ることができないのです。
日和見菌からウイルスに至るまでカバー
ラクトフェリンの効果は、日和見菌などのさまざまな細菌、真菌のほか、 インフルエンザといったウイルスに至るまでカバーします。 これらの効果は、ラクトフェリンが病原性微生物に直接影響を及ぼすのではなく、 身体の免疫機能が底上げされることで得られるものなのです。赤ちゃんが、多くの細菌やウイルスの侵襲を受けながらも、 通常は元気にすくすく育つのも、母乳由来のラクトフェリンの効果が大きく影響していると考えられるでしょう。